7月
2012年7月17日
三宅唱の新作『PLAYBACK』がロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門に正式出品、というニュースが私のニュースフィードないしタイムラインをかけめぐって、それは私にとっても大きなニュースだった。
今秋オーディトリウム渋谷にてロードショーとのことで、私はきっと夜行バスか時間がなければ新幹線にでも乗って、それを目撃しに向かう。
友人のタンブラーを見て、ちょっとした親密さ、そんないくつかの時間を思い出す。私はいまどこに立っているのか。何か、何か、なんだろうか、何かというかなんというか全然、私は何も歩を進められていない、怠惰さ故に、ということを再確認する。私はもっと何か、やらなければいけない。たとえばこうやってPCに向かってカタカタと打鍵を、違うところでしなければいけない。それをより鮮明に思い起こさせられた。ちょっとがんばろうかなというかもっと楽しもうかなと、私は今なぜかPCの前で顔をニヤつかせた。青臭い感じがよいと思います。
三宅唱のそれや、保坂和志の小説を読んで、あるいはドミニク・チェンのそれらに刺激を受けたのか、いま、また、何か自分の中のエンジンが、長いこと錆び付いていたそれが弱々しく音を立て始めたような気がした。私はもっと何か、それらや彼らに見合う何かをしないといけないというか単純にしたいんだよねと、それを体が言い始めた。憧れてみたり、手を叩いて喜んでいたりするだけでは全然足りない。全然足りない。