佐々木敦/未知との遭遇
2012年8月21日
未知との遭遇: 無限のセカイと有限のワタシハーバート・A・サイモン、東浩紀、クリストファー・チャーニアク、中森明夫、大塚英志、宮崎勤、オウム真理教、新世紀エヴァンゲリオン、岡田斗司夫、CURE、九鬼周造、ヒミズ、一ノ瀬正樹、リチャード・テイラー、マイケル・ダメット、大森荘蔵、入不二基義、マクタガート、ウェス・アンダーソン、ディスコ探偵水曜日、バリー・シュワルツ、西尾維新、本谷有希子、スラヴォイ・ジジェク、デメキング、ポツドール、歌野晶午、涼宮ハルヒの憂鬱、森見登美彦、グリーンヒル、イアン・ハッキング、木原善彦、デイヴィッド・ルイス、ソール・クリプキ、ネルソン・グッドマン、小沼丹、ジャック・リヴェット、グレッグ・イーガン。
これらの数々の固有名詞を軽やかに鮮やかに跳躍しながら語られる人生論。前向きに生きましょうという感じだった。ところどころに私には難解な議論も出てきて一読では消化不良だけれども佐々木敦を形成する膨大なデータベースと経験が調理されていく手付きは圧巻だった。出てきたものをあれこれ手にとってみたいという欲求だけがどんどんと募る。